Friday, October 19, 2012

社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた

この度、ダイヤモンド社から新著を出しました。本日から発売が開始です。
http://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%82%E7%A8%BC%E3%81%92%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%8CWin%E3%81%AE%E7%B4%AF%E4%B9%97%E3%80%8D-%E5%B0%8F%E6%9A%AE-%E7%9C%9F%E4%B9%85/dp/4478020973

TABLE FOR TWOは、創設から5年で500を超す団体・企業が参加する社会貢献活動になりました。

この活動を支えている大きな力が大学生です。

大学生達が自主的に運営するTFT大学連合という組織があり、全国の1000人近くの学生メンバーが在籍し、自身が所属する大学の食堂や、近隣の飲食店に働きかけて、TFTプログラムを導入したりしてもらっています。

(京大の例)
http://www.facebook.com/TABLEFORTWOKyodai

大学生達は、忙しい学生生活の中、主体的、情熱的にTFTの活動に参加してくれています。

そんな学生たちの表情はイキイキとしており、目はキラキラと輝いています。

ところが、卒業をして大企業に就職をすると、輝きを失い、元気がなくなっていってしまうんです。

「会社が何をしたいのか、自分はなんのために仕事をしているのかわからない」

「何を目指して、毎日仕事に向かえばいいのか」

といった声が、彼(女)らからは聞こえてきます。

「仕事を通じて何か社会によいことをしたい」

これこそが今の若い人たちが求めていること、なんじゃないかと思います。

ある世論調査で「日頃、社会の一員として何か社会のために役立ちたいと思っていますか?」

という質問に、20~30代の70%の人が「はい」と答えました。

ところが、「どのように実現しますか?」という質問に対して、「自分の仕事を通じて」と答えた人は、25%しかいませんでした。

一方で、企業を見ると、こちらもなんだか元気と自信を失っているような気がしています。

僕が仕事で訪問するアフリカの国々には、中国や韓国の企業がものすごい勢いで進出し、市場を席巻しはじめているのを目撃します。

残念ながら日本企業の姿をみることはあまりなく、ごく一部の企業を除き、グローバル化に悩んでいるようです。

グローバルに成功している、というのは具体的にどんな状態だと思いますか?

  • 海外市場で利益をあげている?
  • ブランドが浸透している?
  • 従業員のモチベーションが高い?
  • 株主が応援してくれている?
  • 進出先の地域、コミュニティに支持されている?
この全てを同時に実現できるとしたら?

長くなりましたが、今回の本で紹介したかったのが、こうなるためのアプローチ

「WINの累乗」

です。

「WINの累乗」とはどういう状態か?

よく、Win-Winという、これまで良いと言われてきた二者間のみに作用する状態から、会社に関わるすべての人にWINを生み出す、ことです。

さらにそれが作用しあって、自己増殖をはじめ、波紋のようにドンドン広がっていく状態、です。

「WINの累乗」を作りだすために、今回「5C」というフレームワークを紹介しています。

この5Cの例をTFTで見てみましょう。




では、グローバル化に成功するためになぜ「WINの累乗」が必要かというと・・・

一度累乗がはじまると、インパクトの範囲が大きく、広がるの速い、さらに設計をうまくすれば持続時間も長い、のです。

つまり、地球規模である種の「うねり」を短時間で作りだすことが可能になるんです。

企業で言えば、素早くグローバルにビジネスを展開することが可能になるんです。

「それはTFTのような社会貢献、NPOだからじゃないの?」

という疑問も出てくるかと思います。

しかしながら、「WINの累乗」を作りだすことに成功しつつある企業も出てきています。

そんな事例も本書では紹介をしています。

こういった「WINの累乗」を作りだせる企業こそが、先ほどの優秀な若者たちを惹きつけ、魅了する企業だと信じています。

興味を持たれた方は是非手に取ってみてください。















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